開かれた世界の重たい扉


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2005年08月08日(Mon)
< やっと本気に | Linux/一覧 |  
開かれた世界の重たい扉

 世をすねたような事ばかり書くのも疲れるので、題名はともかく今回はちょっと毛色を変えようかと思っている。

 オープンソースの世界はLinux文化圏のみの世界とちょっと前まで思っていたが、最近はOSの壁を越え、アーキテクチャの壁を越え、CPUの壁を越えてマイコンとパソコンの壁まで越えているようだ。
少し検索するだけでも、案外と沢山のプロジェクトが存在することが分かるはずだ。
(最近は皆様SEOSEO言うのでGoogleなどでは良い情報が引っかかりにくくなってきたが、まだ何とか検索できないわけではない)

 「オープンソースでフリー」という流れはマイクロソフトという一企業に依存しないと言う意味では経済的に健全だと思う。(大半のプロジェクトがGPLに依存している、というのが問題になりつつあるけれど)
主に国内での話になるが、オープンソースを使ったシステムやソフトウェアを提供しつつ情報的な囲い込みをかけることで既得権的な部分を確保しようとしているような、(ちょっとずる賢い)方法が大小ひっくるめて主流化しつつあるような気がするところが少し気にはかかる。
(個人的には、ソフトとソースだけをオープンにするのではなく、付随する知識と情報もオープンにした方がいいと思う。2007年問題を再発させてはならない。)
が、大局的に見れば現状は遊び甲斐のあるいい時期になっていると思う。
テレホーダイの頃は子供の遊び場的雰囲気のあった日本のインターネットは、少し成長して(正邪ともに)成熟しつつあるのかもしれない。

ちなみに、「オープンソース」という言葉については

「オープンソースの定義」について:http://www.oreilly.co.jp/BOOK/osp/OpenSource_Web_Version/chapter12/chapter12.html

みんなの考えたオープンソース:http://ukai.org/wiliki/wiliki.cgi?%A4%DF%A4%F3%A4%CA%A4%CE%B9%CD%A4%A8%A4%BF%A5%AA%A1%BC%A5%D7%A5%F3%A5%BD%A1%BC%A5%B9&l=jp

などを参考にしてもらいたい。
とりあえずこの2つを見るだけでも、正邪ともに、と書いた理由が分かってもらえるだろうと思う。
色々な思惑が絡まりあって面倒くさそうな雰囲気がプンプンしているあたり、かなり好ましくない。

 で、遊び甲斐があるとはいえ、今のところ当の遊び場にたどり着くまでの確たる道のりが確保されているわけではないことも問題だと思っている。
オープンソースのプロジェクトは数多く存在するものの、各個がいいCMを打っているわけでもなく、アイディア的に優れたいいプロジェクトが埋まっていたり、只のパクリのようなプロジェクトが王者の風格を漂わせていたりと、なかなかスッキリしていないのだ。
 それに、英語率の高さもそのまま壁の高さになっている。
メニューが英語というだけで利用を控えたがるくらいなのだから、ドキュメントからなにから全て英語となると尻込みするのも当然だ。
 とはいえ、今はフリーのテキスト英日翻訳も少なくないし、思っているほど理解が困難なわけではない。
プロジェクトの評価も、勘を磨けばなんとかなる。
一番の問題は「出会い」の段階が英語になりがちだ、ということなのだ。

 というわけで、「オープンソース」を日本語で探せるいいサイトが無いか、と思って見つけたのがこのサイト。

オープン・アレキサンドリア:http://www.openalexandria.com/

 広範囲に大量のオープンソースソフトウェアが紹介されていて、紹介文もちゃんと日本語だし、なかなか気が利いた良い文章になっている。
 オープンソースを広めるのなら、こういうサイトで小奇麗にまとめて「ユーザーに使ってみたいと思ってもらう」のが大切だと思う。
間違っても高圧的な態度でクレーマーのようにしてはいけない。
忌み嫌われてしまっては元も子も無いのだから。